デザイナー | DESIGNER
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ジャン・マリー・マソー | Jean-Marie Massaud

Jean-Marie Massaudは1966年フランス トゥールーズ生まれ。子供の頃からいつも科学の世界に思いを馳せ、発明者になることを思い描いていた。 90年にENSCI(パリ)を卒業。発明の過程において彼を驚かせたものは、最初の思いつきの「美しさ」であることがわかる。

その後、彼に大きな影響を 与えたのは、マーク・ベルティエ(Marc Berthier)の存在だった。自分に過去があるなら未来もあるはずだ、そう気づかせたマーク・ベルティエとの都市計画の仕事で、デザインと建築の間に 環境創造と人生経験との関わりに合致する密接な関係があることを発見する。

「非物質的で純粋な科学は潜在的に可能性を掘り起こすが、指向性はありません。世界をより理解させてくれる統一論を追い求める希望・信念・熱意を取り戻すことです。」 発明の才と熱意に溢れたジャン‐マリー・マソーはデザインと建築を融合させる意欲をかきたたせ、家具から工業製品まで、デザインの様々な分野に取り組むようになる。

また、2005年には彼の展覧会がタイム アンド スタイルで開催された。 「人間の身体、自然にできた線は美しい。そういう線を大事にしているが、柔らかい曲線だけでは緊張感がない。だから、日本にある緊張感、線やものの有機的な曲線を大事にした。」そう話すジャン‐マリー・マソーとタイム アンド スタイルがコラボレートしてつくりあげたのがJAZZである。日本人が古来より心地良く感じる畳や床での生活をベースに考え生み出された。日本庭園や飛び石をイメージし、形を組み合わせたり、動かせたりするのが非常に日本的で、日本の伝統的な生活と今の生活を融合させたプロダクトである。

また、この展覧会では、現代の工業化で大切なものを見失ってきた地球環境を小さなスケールにし、ひとつのオブジェとして表現したグリーンコロニーや、日本の書の筆勢にインスパイアされた躍動感溢れるテーブルウエアシリーズvent blanc(白い風)、そして以降MENやAKIといった新たなプロダクトの開発をタイム アンド スタイルと進めていった。

「進化は工業的進歩や化学の進歩でもなく、人の気持ちが変わること。デザインは物事の本質に立ち返り、人間的革新へ意欲を表しているものにほかならない。建築家やデザイナーとしてではなく、一人の人間として、そこで暮らす人々がいかに心地よく生活できるかという視点で物事を考えている。」彼が携るプロジェクトは多岐にわたり、境界線がない。

ジャン‐マリー・マソーが理想とする世界は、生あるものへの共感、自然と文化が調和する、そんな世界である。
彼の作品は感覚と不思議な力、そして生きている実感を得ることへの探求によって支えられている。

明日に繋がる仕事には、そこに挑戦があり、未来を考えるというプロセスがある。

プロダクト - MEN

プロダクト - JAZZ

EXHIBITION - 2005 Human Nature 展