デザイナー | DESIGNER
デザイナー | DESIGNER

パトリック・シア | Patrick Chia

デザインされ、製品化された「もの」のこれまでの役割は、道具としての機能であった。 2002年タイム アンド スタイルとコラボレートし始めた当初、Patrick Chia(パトリック・シア)にとってデザインやプロダクトは形態や精神をつかみとる試みであり、強い感触はあっても明確には定義できないものだった。 2005年に発表した作品を制作しはじめた頃は、明確なコンセプトやメッセージはなかったが、プロトタイプを制作し、出来上がったプロダクトに名前を付けて初めて、コンセプトそれ自体が浮き彫りとなる。

“ Objects with an existential crisis “ 「これらのobjects(もの)に囲まれると、宇宙、それと似た場所にいるような気持ちになる。それらはある種のオブジェである一方、良く知るチェアやテーブルだと連想させるが、見方や感じ方にわずかに変化を見出すことができる。」 パトリック・シアとタイム アンド スタイルの製品づくりは、道具としての機能とは違った角度から捉えられたものである。製品が生み出し、人や空間に与えるもの。そのもの自体の「存在」が作り出す「影響」と「作用」が、製品の重要な要素だと考えているからだ。

パトリック・シアとタイム アンド スタイルの製品づくりは、道具としての機能とは違った角度から捉えられたものである。製品が生み出し、人や空間に与えるもの。そのもの自体の「存在」が作り出す「影響」と「作用」が、製品の重要な要素だと考えているからだ。 彼にとって、形になるまでのステップを自らが踏むことで、はじめてこのプロダクトが完全な状態になる。また、彼自らの手で製作し、その制作過程で得る時間を生み出すことが、彼にとって最も正しい方法であった。「私にとってデザインとは何かを探し求めるプロセスであり、そこから何かを掴むことだと思う。」

デザイナーの人間性や感性が表れたデザインは人の本能に訴えかけ、製品に「存在感」としての匂いを醸しださせる。デザイナーとそれを使う人は、無意識のコミュニケーションをとっているのだ。有機的で複雑な曲面を、彫刻家のように一つ一つ手で創りあげる彼の製品は、彫刻作品であると同時に、感情の波を呼び起こす「機能」を持ったプロダクトである。彼のデザインは「存在」が強く、またその独自性が人々に様々な感情を呼び起こさせるのだ。 それはパトリック・シアそのもの。 彼のデザインするプロダクトの在り方は、独自の新しいデザインの定義であると考えている。

プロダクト - Object next to the object that does nothing

プロダクト - Object that does nothing

EXHIBITION - Patrick 展