日本人の中にある自然信仰には、山や森、そして木や石や水にも神が宿っていると信じられています。信仰心の深さから社寺仏閣での様々な 神事やお祭りごとが、現在に至るまで日本各地に受け継がれ、神事に関わる多くの伝統工芸や伝統技術も残されています。私たちもその技術を受け継ぎ、次の世代に継承してゆきたいと願っています。
私たちも大切な自然の恵みである木から家具を製作しています。このテーブルは、自然を慈しむように、長く大切に使っていただきたいという願いを込めて、両脚を繋ぐ貫は、神社や寺院の建物を支える構造を思わせる大きな部材を用い、力強いテーブルを表現しました。