2019年3月23日(土)- 5月6日(月)
TIME & STYLE MIDTOWN
水野克俊氏のうつわの周りには、凛とした空気
をまとった余白を感じます。静かに手を伸ばし、
そっとうつわに触れると、磁器のひんやりとした
緊張感の後に滑らかなうつわの肌が手に馴染
み、誰もがその美しさを感じ取ります。粛々と
日々作られたうつわは、日常の道具となり、ハレ
の日に華を添える道具にもなります。
をまとった余白を感じます。静かに手を伸ばし、
そっとうつわに触れると、磁器のひんやりとした
緊張感の後に滑らかなうつわの肌が手に馴染
み、誰もがその美しさを感じ取ります。粛々と
日々作られたうつわは、日常の道具となり、ハレ
の日に華を添える道具にもなります。
水野氏によるろくろの実演
3月23日(土) 14:00 —
3月24日(日) 14:00 — 実演のあとは、水野氏との懇談の場を設けております。
お気軽にお立ち寄りください。水野氏の繊細なうつわは写しを主としています。
写しの元となるのは、やきものだけでなく、古来の青銅器やガラス器、
漆器などもあります。先人の知恵と感性と技術を丹念に調べ、学び、解釈
し、現代のうつわへと作り上げます。『「写す」ということは「学ぶ」ということである』という
水野氏のうつわづくりの姿勢は今も昔も変わりません。
輪花皿や木瓜皿など、水野氏のうつわには型打ち成形で作られ
たものが数多くあります。型打ち成形とは、ろくろで挽いた生地
を型に被せ、角形や多面形のような非円形のうつわを一つひと
つ作る技法で、多くの時間と労力を要します。そして、この技法
で特に重要になるのが繊細な形状を表現する石膏型です。生地
が焼成によって収縮することを計算した精巧な型は水野氏自身
によって製作されています。
水野克俊
1960 年 広島県呉市生まれ
1981 年 大学卒業後、瀬戸窯業訓練校に入学
1982 年 九谷青窯入社
1990 年 愛媛県旧広田村にて独立
2010 年 呉市に移転
1960 年 広島県呉市生まれ
1981 年 大学卒業後、瀬戸窯業訓練校に入学
1982 年 九谷青窯入社
1990 年 愛媛県旧広田村にて独立
2010 年 呉市に移転