約2,700年もの間、日本では天皇家が万世一系を維持し、一度も王朝を交代することなく続いてきました。ローマ帝国でさえも1,000年の歴史ですから、日本の天皇家が世界最長の王朝としてどれだけ長く日本を治めてきたのかがわかります。天皇の存在は日本の起源と歴史そのものです。天皇家とその王朝が2,700年も存続してきたことは、現在の日本文化を語るときにも、避けて通ることのできない文脈となっています。
直径と高さが異なる、丸い小テーブルをいくつも置いてゆくと不規則な配置の中にも規則性のある美しい繋がりが生まれます。それぞれのテーブルは重なり合って連なり、この小さなテーブルの繋がりが大きな流れとなる様子から、Imperial familyと名付けました。単体でサイドテーブルやローテーブルとして使用することもできますが、組み合わせることで多様なしつらえが可能になります。全ての部材は無垢の木を削り出して作られています。無垢材は湿度や温度の影響を受けて必ず伸縮したり反ったりするので、その変化を少しでも抑えることが重要です。天板の縁を食器のリムのように繊細に削ってこぼれ止めの役割を与え、神聖な蓮の葉のような印象に仕上げています。