Art in TIME & STYLE MIDTOWN Vol.17  高柳恵里 自明

会期:2018年11月19日(月)〜12月21日(金)無休
開場時間:11:00 〜 21:00
レセプションパーティー:2018年11月22日(木)18:00 〜 20:00
会場:TIME & STYLE MIDTOWN

この度 TIME & STYLE MIDTOWN では、高柳恵里氏を迎え 展覧会「ART IN TIME & STYLE MIDTOWN VOL.17 自明」を開催致します。

高柳恵里氏とTIME & STYLE、この組み合わせの展覧会は2013年の展覧会「不意打ち」に続き2度目の開催となります。
高柳氏の表現「対象となる作品(及びその環境)」は、ごく日常の物やエピソードを取り扱うことが多く「美術=特別な煌びやかなもの」と捉えられがちな美術を、鑑賞者が作家の意向に沿って、対象となる事物を鑑賞・体験し考え感じ取ってゆくと、なんでも無い事物が美術表現に成り得る、ごく日常の中にそれが潜んでいるという面白さ、日常の事物に差異や機微をみいだし、それをきちんと美術として成りたたせていることに魅力があります。
前回2013年の展覧会「不意打ち」では、日常の物やエピソードに決して奇をてらうのではなく、ごく自然に同時に見事な違和感を与えながら、TIME & STYLEとの組み合わせならではの展覧会となりました。

本展ではタイトルが「自明」と命名されました。
「自明=何らの証明を要せず、それ自身ですでに明白なこと。」
目の前にあるその物が持ち合わせた機能、より身近な問題や事物、実用性としての家具やインテリアや「日常品」が、高柳氏に見出されどのように「美術」となってゆくのか。混同してしまうかもしれない、そういった環境で比較対象しながら「美術」と「日常品」を並列して鑑賞していただくことが、本展の見所となります。高柳恵里 Eri Takayanagi1962  神奈川県に生まれる
1988  多摩美術大学大学院美術研究科修了
1990-91 イタリア政府給費留学(ミラノ国立美術学院)東京都在住[主なグループ展 ]

1990 「第9回平行芸術展」小原流会館(東京)
「第10回ハラアニュアル」原美術館(東京)
1991 「ミラノ−アムステルダム」ブレラ国立美術学院(ミラノ)
「ザ サイレント パッション」栃木県立美術館(栃木)
「十五人の日本の現代彫刻家たち」イタリア文化会館(東京)
1992 「彫刻の遠心力−この十年の展開」国立国際美術館(大阪)
1995 「やわらかく 重く−現代日本美術の場と空間」埼玉県立近代美術館(埼玉)/ライフギャラリー(オハイオ)
1996 「シガアニュアル ’96 ハンドメイド・オブジェ」滋賀県立近代美術館(滋賀)
1999 「MOT アニュアル1999 ひそやかなラディカリズム」東京都現代美術館(東京)
「VOCA展 ’99 現代美術の展望−新しい平面の作家たち」(VOCA奨励賞)上野の森美術館(東京)
2000 「崇高と労働」板橋区立美術館(東京)
2001 「美術館を読み解く−表慶館と現代の美術」東京国立博物館(東京)
2003 「心の在り処」ルードヴィヒ美術館(ハンガリー・ブダペスト)/モスクワ市現代美術館(モスクワ)
2005 「Mot コレクション1920年代の東京 / 1960年代以降の美術」東京都現代美術館(東京)
2007 「20世紀美術探検−アーティストたちの三つの冒険物語−」国立新美術館(東京)
2009 「物とイメージの往還から Real life Sensibility」京都芸術センター(京都)
2011 「9th Art Program Ome 2011 山川の間で」吉川英治記念館(東京)
2013 「彫刻と呼ばれる、隠された場所—墓は語るか」武蔵野美術大学美術館(東京)
「Mot コレクション つくる、つかう、つかまえるーいくつかの彫刻から」東京都現代美術館(東京)
2014 「Color Walls」 TIME & STYLE MIDTOWN(東京)
「line」 HAGIWARA PROJECTS(東京)
「開館20周年記念MOTコレクション特別企画 クロニクル1995-」東京都現代美術館(東京)
「名付けがたく 捉えることもむずかしい」 See Saw gallery + cafe(名古屋)
2017 「髙柳恵里×髙山陽介×千葉正也」多摩美術大学八王子キャンパス アートテーク・ギャラリー(東京)
2018 「世界にたいする知と信 奥村雄樹|高柳恵里|豊嶋康子」 駒込倉庫 (東京)

[Public Collections]

滋賀県立近代美術館、霧島アートの森、国立国際美術館、東京都現代美術館、第一生命保険相互会社、東京国立近代美術館