全ての部材が無垢材で構成され、スポークは座面の穴に直接刺して取り付けられています。これはウィンザーチェアの特徴であり、強度の出る接合方法です。アームがそのスポークを繋ぐようにラウンドして、ウィンザーチェアの特徴的な背もたれを形成します。
Dorf のラインナップ全てに共通する特徴は、座面裏のディテールです。元来のウィンザーチェアは座面裏に脚を直接刺す方法で接合されていましたが、それは強度を保ちにくい構造でした。そこで、Dorf は座面と脚を繋ぐクロス型の部材を用いて、その部材に脚を刺すことで強度を確保しました。さらに無垢材の座面の反り留めの効果も得て、安定感のある椅子が完成しました。