私たちは、立方体を製品の在り方のベースとして考えています。モノの基本はこの立方体と球形にあり、どのような製品にも共通する出発点 が立方体にあると考えています。このダイニングテーブルは立方体をそのまま活かしたテーブルです。長く使い続けても飽きることのない簡潔な形状と素材の構成は、どのような場面にも馴染み、空間に合わせて製品の表情を変化させます。単純な造形であるほど、脚の太さと天板の厚みや椅子との相性が問われるので、部材のサイズやバランスには最も注意を払いました。シンプルなテーブルにも必要なディテールが存在し、それがとても重要な要素となります。