Jean-Marie Massaudは1966年フランス トゥールーズ生まれ。
子供の頃からいつも科学の世界に思いを馳せ、発明者になることを思い描いていた。
90年にENSCI(パリ)を卒業。発明の過程において彼を驚かせたものは、最初の思いつきの「美しさ」であることがわかる。
その後、彼に大きな影響を 与えたのは、マーク・ベルティエ(Marc Berthier)の存在だった。
自分に過去があるなら未来もあるはずだ、そう気づかせたマーク・ベルティエとの都市計画の仕事で、デザインと建築の間に環境創造と人生経験との関わりに合致する密接な関係があることを発見する。
「非物質的で純粋な科学は潜在的に可能性を掘り起こすが、指向性はありません。
世界をより理解させてくれる統一論を追い求める希望・信念・熱意を取り戻すことです。」
発明の才と熱意に溢れたジャン‐マリー・マソーはデザインと建築を融合させる意欲をかきたたせ、家具から工業製品まで、デザインの様々な分野に取り組むようになる。
ジャン‐マリー・マソーが理想とする世界は、生あるものへの共感、自然と文化が調和する、そんな世界である。
彼の作品は感覚と不思議な力、そして生きている実感を得ることへの探求によって支えられている。
明日に繋がる仕事には、そこに挑戦があり、未来を考えるというプロセスがある。