Design by Kengo Kuma
ボリュームのある布団を折り曲げて、日本の布団を再解釈した新しいソファが出来ました。MA はオノマトペのマキマキの頭文字の「マ」と、布団を折り曲げた時に生まれる真ん中の隙間の「間」をかけた名前です。隈研吾氏の建築には隙間が存在し、光や風が入り、陰影をもたらし、奥行き感のある豊かな空間を演出します。
ソファの内部にはフェザーを使用し、包み込まれるような座り心地です。ソファカバーの端部は指でつまんだような、自然な柔らかいアウトラインが出来上がりました。また、可動式のメカを背もたれ部分に内蔵し、背もたれを折り曲げた時に自然な皺が入るという意匠性と、ハイバックにもできるという機能性を両立させました。