西暦 1400 年頃から約 500 年に渡り続いた李氏朝鮮時代、家具や陶磁器などが日本へ伝来してきました。儒教の精神を反映した手仕事の品々は「素朴さ、静けさ」を讃え、日本人の文人たちを中心に愛され、長い時間の中で独自の変化を遂げてきました。
この Mingle シリーズは、王朝時代の調度品として献上された家具の意匠を踏襲しています。フレームに繊細な玉縁を施すだけの控えめな意匠ですが、丁寧なものづくりの技術によって、静かな存在感を持っています。東洋の歴史的背景と混ざり合い、日本の木工技術によって現代の生活空間と融合する形を見出しました。