富士山の美しいシルエットをペンダント照明に取り入れました。
シェードは、ヘラ絞り加工と言われる職人の技術で作られています。円形の金属板を回転させながら、ヘラと呼ばれる棒状の道具を金型に押し当てて成形する技術です。僅かな力加減が仕上がりを左右し、2mm厚のアルミ板を滑らかな曲線に仕上げるために熟練した職人の技術と経験が不可欠です。
一方で、アルミ素材によるシンプルなフォルムは、無機質なインダストリアルデザインを思わせます。多くの工程が職人による手作業で行われていながら、その痕跡を感じさせないことも、このプロダクトのコンセプトの一つでした。