NEW PRODUCTS EXHIBITION


2019年5月17日(金)- 26日(日)

18:00 – スタート
18:30 – プレゼンテーション
19:00 – レセプションパーティー

会場:TIME & STYLE MIDTOWN

2019年2月、Time & Style は日本の企業として初めて、北欧最大の家具の展示会 Stockholm
Furniture Fair に出展しました。ストックホルムで発表したのは、日本人の手仕事の繊細さを表現
した新しいコレクションです。この製品開発にあたり、私たちはまず、テーマの実現に向けて、古き
良き時代に行われていた家具作りを見つめ直すことからスタートしました。用途や機能性など、家
具としてあるべき姿の本質を探り、繰り返し自らに問いながら、このコレクションを組み立ててゆき
ました。

中でも象徴的なアイテムは、たくさんの引き出しを備えたキャビネットです。スライドレールなどの
機能金物は一切用いずに、アナログな作りのみで製品を完結させました。普遍的な方法で作られ
た家具は、長い年月が経過しても、たとえ少し壊れたとしても、補修をすればまた機能を回復して
使い続けることができます。ハイテクな金物は便利ですが、コンピューターや自動車と同じように
一定の時が経過すると製品寿命が訪れ、突然に機能が失われる可能性があります。これは先進性
を求める時につきまとう逆説的なジレンマです。新しくあるべきものと変わらずにあるべきものを
混同してしまわないように、物事の本質を見つめて製品作りを行わなければなりません。
また、ひとつひとつの箱の組手にも伝統的な仕口を採用するなど、細かな仕事を積み重ねてゆく
様を製品の基本的な在り方として示そうと考えました。丁寧に作る、と言葉で言うことは簡単です
が、これを実行するには相応の時間と気力、そして目的意識が必要です。長く愛され大切に使われ
るものを生み出すのだという確かな意志を持つことができれば、丁寧なものづくりの精神が宿った、
比類のない製品を生み出すことができるでしょう。5月17日より、Time & Style Midtownにて、Stockholm Furniture Fair で世界から高い評価を
受けた日本のものづくりの新しいコンセプトプロダクトをお披露目いたします。初日の17日には、
当社のプロダクト開発チームから皆さまに、コンセプトワークから製品の発表に至るまでのストー
リーをお届けする場を設けました。どうぞ、お気軽にご参加くださいませ。

2019年5月17日(金)
18:00 – スタート
18:30 – プレゼンテーション
19:00 – レセプションパーティー