Offset chair の構造を金属パイプで再構築し、屋外でも使用できるようにしました。このチェアの原型は、18 世紀のイギリスでガーデンチェアとして人気を博したウインザーチェアです。そのウインザーチェアと同じように、Offset outdoor も庭やテラスの風景と調和する雰囲気を目指しました。テーブルとチェアはスチールパイプを構造とし、木部を囲むスチールパイプが天板と座面を衝撃から守り、堅牢性を高めています。座面と天板の木部は窒素加熱処理によって耐水性、耐朽性、防腐に優れ、時間の経過と共にじっくりと風合いを増す無塗装仕上げにしました。スチールと木材のコントラストが、一般的な屋外家具の無機質な印象を和らげ、安心感のある優しい雰囲気を持つプロダクトです。