天板・支柱・脚がシームレスに繋がり、一つの塊のように存在するサイドテーブルです。装飾を削ぎ落としたシンプルな構成の中に、繊細さを纏いながら 3 つのパーツが円弧を描くように繋がります。
当初は一体成形による製造を計画していましたが、共金溶接という高い溶接技術でそれぞれのパーツを繋げ、材料を有効に使うことを優先しました。溶接痕がほとんど感じられなくなるまで丁寧に磨き、一体のオブジェのように仕上げています。
金属だからこそ、天板は薄く、支柱は細く、繊細で清楚な佇まいを持ちながら、見た目とは対照的に持ち上げたときの重量感と重厚な存在感は、本物の素材だけが持つ魅力です。