火を灯す火袋とそれを支える支柱で構成された石灯篭をイメージした和紙の照明です。デザインはプロダクトデザイナーの長谷川滋之氏です。
彼は灯篭の特徴を、和紙と岐阜の伝統的な提灯の製法を融合させて表現しました。
提灯の骨組みとなるひごは、昔は竹でしたが、最近では繊細で正確な形を成形することができるペット樹脂に和紙を巻いたものを使用しています。ひごを提灯の型に螺旋状に巻き、経験豊かな職人たちが和紙を 1 枚 1 枚丁寧に貼り込んでいきます。
和紙を通した柔らかなあかりとスパイラルに繋がっていくひごのラインは、提灯が持つ特別な美しいあかりの在り方です。
Designer: Shigeyuki Hasegawa